2014年11月19日水曜日

全国書店ネットワークを確かなものにしたい 新しい本誌づくりを

 お疲れ様です。ニュースでおなじみの10%消費税を先送りになったということで、
出版業界は一安心といったところですが、もう一度、ネットワークの原点に戻って
書店はどうあるべきかを一考したいと思います。

 今現在は教育関係の本誌の売れ行きがやや好調な感じがしています。
日本全国の学力テストの平均も高くなり、ある程度の成果を感じています。

 全年齢層に言えることは、ここ数年の若者世代は何事も魅力を感じないので
やらないというのが大半だろうと思います。
また、ブログやツイッターなどでも文書をほとんど読まないで画像を見て感じるます。
 私も書き込みしていますが、「え?そんなの書いてあった?」とか「どこどこ?」
など活字離れということか…失礼極まりないことも少なくありません。
 といいながらも本誌の価格を私は忘れてしまうことがたまにあります。

 ということは、インターネットという便利なモノがあっても本当に使いこなしているのは
ごくわずかと考えてみると、電子化するよりも今までどおり本として出版するほうが、
いい気がしてきます。要するに閲覧者のほどんどは何もわからないということです。

 本に騙されて買ったとか、本の質を下げるレビューも少なくありません。
新しい本誌づくりというのはインターネットを使わないで本を読むだけで
できるようにすることです。サイトを参照したり、ダウンロードというふうに


 本を買ったのに概要だけで肝心な部分はインターネットで調べる
というのは矛盾していないでしょうか?
 インターネットでできるならばユーザーは本を買わないと思います。
このような例は過去や現在に多くあります。
 新聞の定期購読世帯数の低下、電子ブック登場に伴う百科事典の売れ行き減、
Windows95のインターネットによる週刊誌の低迷、SNSによる週刊誌の電子化など

 本というのは付録でもすぐに使えるものでないと無駄に感じることがあります。
わかりにくい情報を本でまとめる、これが理想の編集だろうと思います。例えばSNSを
活用してこの記事に対して一般の方はどう感じるか調査して出版に生かす方法です。
どれだけの反響があるのか試すことができますし、今後の進め方を検討できます。  

 各社とも本の価格に苦慮していると感じますが、高いから売れないというのではなく
ユーザーとの大きな隔たりがあると思います。「うん、なるほど。そういう事なのか。」
というような魅力をどれだけ広く伝えられるか、これが大きなカギになると思います。
書店の将来は少し大げさですが、 ムックから書籍化して、あらゆる日本の技術を
育てていけるような環境になってほしいと思います。


 

 
 

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